東南アジア随一の観光大国 タイ。
シンガポールと並び、近場の海外旅行を考えている人にはピッタリの場所なのですが、シンガポール以上に長期滞在している人が多いんです!
私もその中の一人でして、暖かい気候と安い物価で長居してみたくなる魅力にあふれています!
しかし、問題はそう何ヶ月も居られない点。
昔とは違って軍事政権になったタイは年々長期滞在者を厳しく取り締まるようになってきています。
実際に陸路での入国は年2回に制限されたり、ビザラン(他国とタイを行き来すること)を何度も繰り返すと入国拒否されるケースもある。
なのでタイに長期滞在する方の大体が2ヶ月滞在可能な「ツーリストビザ」を取得する方法をとっているかと思います。
でもやっぱり
「2ヶ月じゃ足りない!」って方も多いんじゃないでしょうか?
そこで今回はノービザの方も使える滞在期間を延長する方法をご紹介します!
ビザランとは
これはノービザ(滞在期間30日)で入国し、滞在期間ギリギリになったら近隣国のラオスやマレーシアへ一旦入国。
再びタイに戻ってくれば、また30日間滞在できます!
ラオスなら格安のバスで3,000円くらいで行けますし、マレーシアはエアアジアで往復すれば1万円以内でビザランが可能!
私も当初はこの方法でタイに2ヶ月滞在しようとしていたのですが、思ったよりめんどくさいw
マレーシアに行けばそこでホテルを予約しなければなりませんし、あまりに何度もタイに入国しているとたぶん不審がられます。
先ほども書いたように入国審査は年々厳しくなり、下手すると強制送還もあり得るらしいです。
それはそれで良い経験ができたと思えそうではありますが…。
そこで私は次の方法で2ヶ月滞在することにしました!
滞在期間を延長する!
あまり知られていないのですが、タイ国内にあるイミグレーションに行けば滞在期間を延長できるんです!
延長できるのはノービザもツーリストビザも30日間のみ。
なのでノービザなら合計2ヶ月、ツーリストビザなら3ヶ月ほど滞在できることになりますね!
滞在延長申請に必要なモノ
- 申請料1,900バーツ(6,600円くらい)
- パスポート
- パスポートのコピー
- 証明写真
コピーと写真は現地で取れるのでお金とパスポートさえあれば延長できちゃいます!
ただ、申請料が無駄に高いので2ヶ月滞在なら初めからツーリストビザを取ったほうがお得ですが…(笑)
ノービザの方も「あと1ヶ月は滞在したい!」って思うこともあるでしょう!
少なくとも飛行機をとってマレーシアでビザランするよりも安く、簡単に済みます!
イミグレーションへの行き方
申請するためにはバンコクにあるイミグレーションへと行かなければいけません!
これが駅の近くにあるなら良いのですが、交通的にかなり不便な場所にあるんですよね~。
移動+申請含めて半日は使うので、しっかり時間を空けておいた方がいいです!
イミグレーションの営業時間は8時30分~15時30分。
土日は営業していません!
それと、もし失敗した時のためにちょっと早めに行くのがオススメ!私は滞在期間終了5日前に行きました!
15日前から申請が可能です!
行き方は2種類。タクシー or BTC です。
タクシーで行く方法
一番簡単なのはタクシーを使うこと方法。
ホテルから乗っても良いですし、BTSのモーチット駅から乗ることもできます!
バンコクのタクシー運転手は英語が通じない場合があるので、グーグルマップを用意して「ココ!」と指させば大体連れてってくれるはず!
高速代もかかるのでそこそこ高い値段になるようです。
私は使用してないので具体的な値段は分かりませんが、初乗り1㎞35バーツ(約100円)、その後距離ごとに値段が変わっていきます。タクシー代は約135バーツ位で高速代25~50バーツ位だと思います。
発展途上国のトゥクトゥクやタクシーはあまりいい思い出がありません(笑)
タクシー運転手もメーターついてるのに回さない人もいますし、トゥクトゥクはボッタくる気満々で話しかけてきます。
タクシーで行く場合は注意してください!
ボッタくりを防ぎたいときは配車アプリのUberなどを利用するのも手ですね。
バス&モタサイ(バイクタクシー)
私はこれでいきました!
少々の待ち時間と酔いはありますが、値段が安価なので私はバスが好き!
バスで行く場合は まずBTSに乗り、モーチット駅まで行きましょう!
駅を降りると3番出口がバス乗り場になっているので標識を見て3番へ!
階段の下にずらっとバスが並んでいますね。
そうしたらイミグレーション行のバスはである52番バスを待ちます。
大体20分ほど待つといすゞの52番が到着!ここは蚊が多いので虫よけはしっかりしていきましょう!
バスに乗り込むとおばちゃんがお金を集めに回ります。
料金は9バーツ。
このバスは日本から中古を買ったのか、木製の床に熱いエンジン。
もちろん冷房はなく、今にも壊れそうなファンが回っているだけです。衝撃で壊れて飛んできそうなのでできれば回さないでほしい(笑)
バスには放送はありません!現地の方々は乗り慣れているため道を見て降りていきますが、土地勘がない旅行者には至難の業。
しかし、集金係のおばちゃんがイミグレーション近くになると
「トォモー!ビーザー!」
と呼びかけてくれます!「トォモー」はタイ語でイミグレーションのことらしい。
しっかり肩をたたいて「お前はここで降りろ!」と示してくれるから安心ですね(笑)
一応不安な方は集金の時に「トォモー!」って言っておくか、モーチットを出発して20分程すると左に曲がるので、1つバス停を過ぎたら立ち上がって「降りるアピール」をしておきましょう!
最悪降り損ねてもタクシーがいっぱいいるので多分大丈夫なはず。
で、降りるとこんな感じの大通り。
バスの進行方向に少し進んで1つ目の角を左に曲がるとイミグレーションの入口?です!
しかし、敷地が広すぎて入り口から歩いて30分以上かかるのでモタサイ(バイクタクシー)に頼んで連れて行ってもらうといいでしょう!
料金は20バーツ。
当たり前のようにノーヘルで、しかも1本道だから結構なスピードを出されます(笑)
「事故ったら死ぬ」という恐怖をスリルに変え、イミグレ入り口までの5分を楽しみました。
滞在延長の申請方法
イミグレに到着し、中に入るとパスポートチェックと荷物検査があります。
入って目の前にある館内地図。英語がないためいまいち理解できません(笑)
そこを通過してすぐ右側の「IMMIGRATION DIVISION1」がビザ申請窓口となります!
申請する前に写真とコピーが必要な方は1階下がった場所にある写真&コピー店へ!
何個か並んではいますが、値段は変わらなそうなので好きな場所へ入りましょう!私は写真右の青い店に入りました。
中の受付でパスポートを渡すと、何も言わなくても必要なページのコピーをとってくれます。
写真も同様で「フォト!」と言えば撮影し、適切なサイズにカットしてくれました!料金は合計104バーツです。
顔写真は6㎝×4㎝にしなければならないらしく、現地で撮ったほうが安心ではありますね。
写真とコピーを手に入れたら先ほどのイミグレーション1に戻り、奥のカウンターで必要書類を受け取ります!
たぶん「30Days!」と言えばもらえるかと。
こんな紙ですね。
申請を書く場所には見本もあります!それを見てなんとなく書きました(笑)
申請書の裏面には滞在しているホテルの部屋番号と住所を書かないといけないので、ちょっと困った。事前に調べておくと安心です!
裏面に写真を貼ったら、再びカウンターへ!写真貼る用の糊はみんなで回して使ってました。
必要事項のチェックを受けたら、次の部屋へ!
このチェックの時に空欄があったりすると、向こうの人が書き足してくれます!
何を書いていいか分からない場合もスタッフの人に聞けば書いてくれそうです(笑)
次の部屋で整理券を受け取り、個別カウンターに呼ばれるまで待ちます。
この場合は「K1」の26~29のブースで138番に呼ばれるよってことですね。
指で隠れていますが「ウェイティング38」なので、私より先に38人がいるってことみたい。
めっちゃ人がいる中、なかなか進まない番号を待っていると突然館内放送が!
時間を見ると正午。どうやらお昼休憩みたい。
12時から13時までは毎日ランチタイムがあり、すべての窓口が閉鎖されます。
おかげで後15人くらいだったウェイティングも全部リセット。振り出しに戻されました(笑)
私のリサーチ不足と起きるのが遅かったのが原因なのでしょうがないのですが…。
午前中で終わらせるように行くか、午後に行くかにした方が良さそうですね!
仕方ないので私もランチタイム。
ここはかなり広く、ファーストフードやフードコートも完備されているので食うものには困らないでしょう!
甘いものが食べたかったのでミスドのドーナツとコーヒーで。
値段は90バーツくらい。ファーストフードのため早くて安いですが、味はそこそこ。
13時近くまで時間を潰したら再びイミグレ1に。
休憩の入りは12時ピッタリだったくせに上がりは13時を大幅に過ぎてました(笑)
このルーズさが好きな反面、こういう場面だとかなりイラっとしますね。
13時15分くらいに入り口が空き、整理券を発行。今度はウェイティング49組。さっきより多い。
しかし、1時間ほどで呼ばれカウンター内へ!
カウンターではパスポートとコピー、申請用紙とお金を提出。
メールアドレスを聞かれ書いたら、「外で待ってて」とのこと。
あまりに簡潔すぎて拍子抜け。
カウンターにいた時間は2分程度でした(笑)
他の国の方々はもっと時間がかかっている人もいたので、よく分かりませんね。
外で待つこと数十分。「ジャパンパスポート!」と名前を呼ばれたので再びカウンター。
今度は座ることなく顔写真を確認後、おつり100バーツとパスポートを受け取って終了!
一応ちゃんと日付があっているか確認しましょう!
帰り方
入ってきた入り口から外に出るとモタサイ(バイクタクシー)が待機しているので「エントランス!」と言って、入ってきた場所まで送ってもらいましょう!
料金は20バーツ。
降りたバス停の方に進み、近くにある歩道橋を使って反対側まで行きます。
歩道橋を降りたらすぐに小屋みたいなバス停があるので、再び52番を待ちましょう!
また20分ほどバスを待ったら、モーチット駅で降りるだけ。行きと同じですね。
まとめ
思ったより何倍も簡単に済みました!
飛行機嫌いの私はビザランするのも億劫だったので、結構ぴったりだったのかも。
昼休憩の存在が想定外でしたが、それがなければイミグレ到着から2時間ほどですべてが終わるはずです。
もう少しバンコクに滞在したい方はぜひ参考にしてみてください!